木曾御嶽周辺 オコズリ山(1500m) 2015年4月12日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 5:37 車道−−6:13 1480m鞍部−−6:22 オコズリ山−−6:28 1480m鞍部−−6:44 車道

場所岐阜県下呂市(旧小坂町)/岐阜県高山市(旧朝日村)
年月日2015年4月12日 日帰り
天候
山行種類残雪
交通手段マイカー
駐車場車道に駐車スペースあり
登山道の有無無し
籔の有無無雪期は笹藪
危険個所の有無無し
山頂の展望樹林ですっきりしない
GPSトラックログ
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コメント西側を通る林道から往復。予想以上に残雪が少なく尾根は笹藪が出てしまっていたため谷沿いを登る。市界尾根まで植林が続くが雪が消えた地面は一面の笹藪だった。市界尾根に出ると東斜面は残雪が豊富。山頂は標識無し。西は植林で視界無し、東側は落葉樹林で隙間から景色が見える程度




広い駐車スペースあり まさか登山道がある?(作業道だった)
雪は残り少ない かなり笹が出てしまっている
笹を避けて雪の残った谷を登る 予定していた鞍部より高度が上がっていた
左(北)へトラバース。笹藪だが許容範囲 あれがオコズリ山
尾根上は籔が出てしまい東斜面を迂回 尾根西側は植林、東側は自然林
山頂へは籔を避けて東斜面から回り込む オコズリ山山頂
オコズリ山から見た木曾御嶽 帰りは計画していた谷を下る
こちらの残雪も往路の谷と同等。たまに笹藪あり 車道到着


 オコズリ山は法仙峰や濁河山から続く尾根上にあり鈴蘭峠の近くに位置する。常識的には鈴蘭峠から市界尾根を往復したくなるだろうが、オコズリ谷沿いの林道から登れば標高が稼げてお得だ。ただし冬季に除雪されているのか分からず、もし未除雪なら鈴蘭峠から行くしかないだろう。もし除雪されているならオコズリ山西尾根に取り付くのがいいだろう。

 三間山を終えて濁川右岸沿いの県道を小坂方面へ下っていくといやなことに南斜面の雪が極端に少ない。この付近は豪雪地帯ではないが標高が高いのでまだ雪が残っているかと考えていたが甘かった。ただし、オコズリ谷沿いの林道は除雪されていたのはラッキー。しかし西向きの斜面もかなりの場所で雪解けが進んで籔が出ている。特に傾斜がきつい場所は全く雪が無く笹藪だ。予定していたオコズリ山西尾根も完全に籔が出ていると予想され、急遽沢沿いを登ることにする。しかし沢沿いでもかなり雪は少なそうだ。

 登路は西尾根の南側の沢に決定。ここなら山頂まで最短距離なので籔漕ぎになっても被害は最小だろう。道路沿いにはまだ雪があるのに相変わらず斜面には雪が少ない。幸い、目的の沢の付近には2か所で除雪された広い駐車余地があり、車を置くのに問題は無かった。そして意外にも「歩道」なる看板を発見! まさか山頂まで道がある? これは行ってみるしかないだろうと決定。しかしここで良く地形図を見れば看板がある浅い谷は目的の谷より僅かに南側であり、登ると1545m峰に到達してしまうことが読めたはずなのだが・・・。

 谷は植林帯でまだ雪が残っていた。ただし雪が溶けて地面が出てしまった場所は笹が出ている。植林帯の下は一面の笹らしい。残雪のため「歩道」の存在は不明だが谷沿いにリボンが結ばれていたので造林作業用の道があるのかもしれない。杉の植林は地面付近の日当たりが悪い影響か残雪の状態は悪く踏み抜きが頻発する。

 残った雪はさほど多くなく、やがて左手の雪が少なくなったので自然に右側に進路を振って雪を求めて登っていく。でも上方はさらに雪が減って笹が広範囲に出ている。たぶん市界尾根に出れば東斜面には残雪があると思うが、下手をするとそれまで笹藪漕ぎかな。ここではもっと早い時期でないと雪が利用できないらしい。

 右手に向かうと一度自然林に入ると雪の状態が格段に良くなった。やはり日当たりが良くないと雪が締まらないようだ。そのまま上っていくが途中で高度計を見ると1480m鞍部の高度を越えているではないか! どうも1545m峰に向かっているようでGPSでオコズリ山の方向を確認すると北と出た。ということはこのまま登るとやっぱり1545m峰で無駄な労力を使うので北へトラバースすることに。自然林と植林の境界の自然林側が残雪、植林側は全く雪が無くて笹藪だがしょうがない。笹藪へ突入するが思ったほど濃くはなく大きな障害にはならなかった。これなら無雪期でも登れるかもしれない。ただし雪に埋もれた上を歩くのと比較すれば足への抵抗は大きく歩きにくいのは確かで、残雪期に登れるのならその方がいい。

 短距離の笹藪トラバースで植林帯を抜けて再び自然林に変わると豊富な残雪に投入して笹から解放される。そして目の前が1480m鞍部。その奥の小ピークがオコズリ山だ。本当はこの鞍部に直接登ってくる予定だったのだが。

 鞍部から登りに変わると西側は植林に変わってまた雪が消えて笹藪が復活、東側は自然林で残雪があるのでそちらを登る。尾根上の笹藪はさきほどトラバースしてきた笹よりずっと深いように見えたので残雪はありがたかった。

 山頂付近も尾根上は笹が出てしまっていたので東を迂回して最後は東斜面を突き上げて山頂に出た。オコズリ山山頂も西側は笹に覆われた植林、東側は残雪の自然林だった。山頂付近には目印無しで登山者はほとんどいないようだ。樹林に覆われているので展望は悪いのが残念。樹林を通して木曾御嶽も見えるが写真撮影をする気が起きるような光景ではなかった。

 帰りは1480m鞍部から当初計画していた谷を下った。こちらは往路の谷よりもやや残雪が多かったように感じた。でも下の方は雪が減って沢沿いは笹が出てしまっていた。杉の植林の中の雪はスカスカでズボズボ踏み抜きながら下っていった。そして林道到着。このぶんだと来週にはかなり笹が出てしまっているだろうな。

 

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